2020.10.06

vol.9「秋田の日常の変化」

新型コロナウイルス感染症が地球規模で猛威を振るい、日本ここ秋田も例外ではなく、私たちの暮らしは一変してしまいました。
  昨年まで好調だった「インバウンド」は影を潜め、観光地は閑散とし、商店街に人出は無く、お盆休みですら、秋田市川反の夜の飲食街は驚くほど「ひっそり」としていました。 県民は、県内で新規感染者が出るたびに外出・活動は控え目となり、「巣ごもり生活」のマインドが日に日に高まっていくように見えました。
  未知のウイルスである「新型コロナ」は、まだ、ワクチンは完成していないものの、分かってきた部分も多くありますので、「正しく恐れる」「ウイルスとうまく付き合う」といったように感染防止対策をしっかりと実践しながら、今後は社会経済活動を段階的に上げていかなければりません。
  秋田県では、まずは県民向けに「宿泊・飲食クーポン券」を大量に発行し、冷え込んだ観光地や飲食店等を全面的に応援しているところです。
  夏場は、男鹿や田沢湖(湖畔での水上バイクの多さにびっくり)、八幡平、秋ノ宮など県内各地の温泉宿は県内客で予約が埋まり、ようやく最近になって、山王、大町、秋田駅前などの居酒屋やホテルへの人出も増えてきたと思います。
  これからは、東北6県(キャンペーン)からの観光客を皮切りに、全国各地から是非とも秋田を訪れていただき、「収穫の秋、実りの秋田のうまいもの」をたくさん味わって、そして魅惑的な冬にかけての風光明媚な景勝地を巡り、「新たな発見とワクワク感」を体験していただきたいと思います。(今は大粒の種なしブドウ、シャインマスカットが最高に美味しい)
  おすすめは、①本県出身者で初の内閣総理大臣生誕の地であります「湯沢市」。紅葉の秋ノ宮温泉郷、②忠犬ハチ公と渋谷駅の縁から、秋田犬の里:「(鉄道車両)青ガエル」のリニューアル設置、③無病息災(コロナに打ち勝とう):真山神社なまはげ「柴灯(せど)まつり」などなどでしょうか。
 秋田ならではの絶品グルメは、①発祥は鹿角で本場は北秋田と言われている、香ばしく、もっちりとした「きりたんぽ鍋」。暖かい湯気をくぐれば、脂ののった「比内地鶏」、香りと食感が最高な「舞茸とせり」が脇を固めている。(山内の「芋の子汁」も暖まるなー)
②最近漁獲量が少なく貴重な魚になりつつありますが、やっぱり秋田の冬は「ハタハタ」、オーソドックスな塩焼きは個人的に大好きですが、「しょっつる鍋」や「すし鰰」も定番ですね。③今の時期から美味しくなる地酒「ひやおろしシリーズ」も多くのラインナップが揃っています。(北秋田、雪の茅舎、まんさくの花など)  
 感染防止対策をしっかりとりながら、帰省を兼ねて、ふる里を観光し、「やっぱり秋田は良い、落ち着く、ほっとする」感をたっぷり味わっていただき、秋田の魅力を再発見してほしいと思います。待ってまーす。